竹林という空間

竹林という空間は
なぜ静寂感をイメージさせるのか、、、?


林や森、自然空間は人工物がなく
騒音や人間の存在をイメージさせない


だが、竹林というものは更に
清らかに澄んだ静寂感が連想される


青みがかった新緑の木肌のせいか?
すくすくとまっすぐに伸びる性質か?
密に生え並ぶ生態のせいなのかは
自分にもわからない


ただ言える事は、、、

竹林というものは西洋では
日本を含めたアジアのイメージである事は確かで
日本の美しさの代表格の一つだ



今回、竹林の中で感じたのは
竹の特有の生態や性質も含め
とても日本人的だと思った

いや、言い換えれば
本来の日本のあるべき姿と言った方が
正解かもしれない


それは自分が住む北海道に竹林というものが
ごく僅かしかないから感じた 
勝手な憧れかもしれない



学生の頃、修学旅行で竹林を初めて観た時の
あの感覚は未だに忘れられない


「 ガキの頃から憧れた日本に
                      初めて来たような不思議な感覚」



俺は生まれも育ちも札幌なんだけど
当たり前のように日本の風景の一つとして
テレビで竹林を観ていたのに
実際に肉眼で竹林を観た事はなかった


だから、実際に竹林をナマで観た時
気持ちは上がり、感覚は戸惑った


言葉を失い、ただ竹林を見つめ
ゆっくりと呼吸するしかなかった



北海道には沢山の自然があるが
竹林というものは、ほぼないのだ



俺の実家は札幌の隅っこにある

近くに 野幌森林公園という大きな森があるのだが
この森のサイズを分かりやすく他で例えると


「 東京ドーム438個分 」


分かりづらいですね、スミマセン、、、


でも、さすがの野幌原始林にも竹林はないのである



「この前、家の裏の竹林でさ、、、」

なんて会話は北海道には存在しないのである


因みに、、、

「羨ましい」という気持ちは
人の心を濁すと聞いた事がある


そう、羨んではいけないのだ

人を羨むと決して良い結果を生まない


心をクリアーに保つために
家の近くに自然がある所に住みたいと思う


あぁ〜 家の裏に竹林がある人が羨ましい〜!笑

kusabi works

kusabi worksの企画や刈田順也の活動、 北海道札幌を中心としたARTに関わる情報や アーティスト達の活動を掲載しています。

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